㉜冷え性の特権
今週のお題「あったか~い」
私の手はいつも冷たい。いわゆる冷え性と呼ばれる体質である。
その冷たさは折り紙付きで年がら年中キンキンを維持しており、運動しようが趣味のピアノを弾こうが一向に温かくはならない。
私の手にかかれば非接触型の体温計は意味のない数値をたたき出し、人が私の手に触れようものならその人は必ずこう叫ぶ。「冷タッッァ!!」と、私はドライアイスか。
このような武勇伝はまだまだあり、全て書き出すのは不可能だろう。
子供の頃はこの手の冷たさが恨めしかったし温かい手を持つ人が羨ましく思っていた。だが今はもう少し違う考えを持っている。
改めて書く、私の手は冷たい。
だが冷たいということは暖かさを感じ取りやすいとも解釈できる。
私の手にかかれば私以外の手はだいたい温かいし、冬場に自動販売機のコーンスープを一番幸せな気持ちで飲むことができる自信がある。私自身が冷たくても他の全てがあったか~いのだ。こう考えれば冷え性も案外悪くはないと思った。
ただ冷え性の対策は怠らない方が良いだろう。もうすぐ冬である。
㉛無気力、無気力、無気力 ※重要なので三回書く
身体は重く、頭の中は乱雑
足の向きを変えることさえ面倒だった。
目だけはかろうじて動かすことができ、
足先にあるベランダから陽光が入っているのが見えた。
今日は雲が多いのか光は入ったり消えたりして部屋全体が波のように変化している。
見ていてなんだか落ち着く、波は良いなと思った。
変化し続けるその姿は飽きを近づけさせない。
気付くと身体は少しだけ動くようになっていた。
幸いパソコンも近くにある、感情もまだ消えてはいない。
「よし、書いてみるか。」
私は目の前のパソコンを開けた。
㉙人間より犬の方が靴下を気に入っているかもしれない
今週のお題「お気に入りの靴下」
お題を見て以前飼っていた犬の事を思い出した。ここではTちゃんとしておく。
おもちゃで遊ぶのが何よりも好きだったTちゃんはいつも靴下で遊んでいた。靴下なら何でも好きなようで人が履いているものや、洗濯後の靴下を奪われよく涎まみれにされたものだ。特に穴があいた靴下を丸めてボールにしたものがにお気に入りだった。
なぜそこまで好きなのか気になって調べたことがある。正確な情報かは不明だが蒸れた靴下の臭いにはイソ吉草酸という物質が含まれており、これは犬の体臭にも含まれているらしい。自分の体臭と似た匂いであれば落ち着くのも分かる気がする。Tちゃんの鬼のような執着心にもなんとなく腑に落ちた。
書き込んでいる今も犬たちは靴下を振り回しているのかと思うと、その絵になんだかほのぼのとしたものを感じた。
㉘一番書きたいときに書けない
私におけるブログの役割のひとつは、頭の中の情報を書き出し気持ちを安定させることにある。
日々の生活の中で書き出したい気持ちというのものは出てきて、じっと何も動かなければ動かないほど溢れてくる。だが溢れた気持ちは時間が経てば消え、後に思い出そうとしても中々に難しい。
ここ数日何もしない日々が続く。いつもぐったりと横になっている。頭の中は将来への不安と過去の苦い思い出がカクテルされたもので満ちている。こんな時こそ書くことができたらいいのだが身体は重い。運が良ければ断片的な言葉をスマートフォンにメモすることがある。ただ後日その内容を元にブログを開いても気持ちに差がありすぎてほとんど書き切ることはない。嗚呼、無念である。
読み返せば悲観的な内容をつらつらと書いているが、私はできる限りプラスマイナスゼロ、偶にプラスでやっていきたいのでプラスも書く。
最近ブログを書く理由がもう一つ増えた。それはとてもシンプルだが大切なことで文章を書くことが楽しいと感じている。この楽しみがあればこれからも問題なく書くことができるだろう。
㉗部屋と心の状態はシンクロしている
もうぼちぼち年末と言われる時期である。
年末と言えば新年に向けて大掃除するのが定例だが、現在の私の気力はせいぜい中よりの小掃除が精一杯だろう。ということで今日は小掃除を完了させた。
散乱した空のペットボトルを処分、ごちゃごちゃになっている書類を整理、机を使用可能状態に、そして掃除機まで。
「えらいぞ、よくやったぞ私よ。」、掃除を成し遂げた自分を褒めてあげた。
掃除後の部屋を見て少し心が軽くなったように感じた。
㉖銭湯に行けばどうにかなる
「あぁ人生詰んだ。」 ふと口からこぼれた。
だが同時に私は思った。
「本当に私の人生は詰んでいるのか。」と、そうなれば行動である。
机の上に紙とペンを用意し自分の現在の状況、スペック等、自分のあらゆる情報を書き出し改めてそれを確認した。・・・全然、いや全く詰んでいない、そこには詰むのつの字すらなかった。
「あぁ、そうかここ数日引きこもっていたから気分が沈んでいたのだな。」
そうわかった私がとる行動は一つである。
さあ銭湯に向かい風呂に入ろう。
では行ってきます。