考えすぎるひとの日記

基本ゆるやか時々激しく過ごすぞ

㉒かっこつけず正直に書く

24歳の私は先ほど天才の存在を知り、彼らと自分は根本から違うのだと理解した。別に私は能力が高いわけでもなく極端に低いわけでもない。ただ自分が努力した延長線上には彼らがいるのだと可能性があるんだと思っていた。さっきも言ったが彼らとは根本から違うので経験や努力こうのの話じゃない。そもそもの種が違う気さえした。

 

私は子供の頃から変で面白い物が好きだった。自分も変な物になれたらと思ったり、自分の血液型がAB型であることを誇らしく感じていた。当時血液型ごとの性格分析みたいな本もあり、性格形成に大きな影響を受けたと思う。

ただ僕はいろんな習い事や学校生活、受験戦争で負けに負け自分に自信という物がなかった。ただ思春期特有の自分は特別だとか他とは違うという考えだけは捨てることができなかったので、能力の代わりに自分が変なやつだということで代替した。

変でありたいと思い続けたことと少し好奇心が強いことが幸いして僕は少しだけ変なやつになったと思っている。自分で意識せずしている仕草や考えが、変わっているのかずれているのか分からないけど、これまで出会った人から変で面白いやつだと言ってもらえた。これはとてもうれしく感じる。

今回書いたのはこのパーソナリティでさえ天才から見れば凡庸なものなのかと恐怖したからだ。僕の未来には天才であることはないし、彼らと対峙してしまうのもいやなのでもうちょっと自分自身を深掘りして僕が動きやすいニッチな住処でも作ろう。

 

小さな蛙は井戸の外の大海を知り絶望したので、大海へは行かず自分の井戸を装飾することにした。