㉛無気力、無気力、無気力 ※重要なので三回書く
身体は重く、頭の中は乱雑
足の向きを変えることさえ面倒だった。
目だけはかろうじて動かすことができ、
足先にあるベランダから陽光が入っているのが見えた。
今日は雲が多いのか光は入ったり消えたりして部屋全体が波のように変化している。
見ていてなんだか落ち着く、波は良いなと思った。
変化し続けるその姿は飽きを近づけさせない。
気付くと身体は少しだけ動くようになっていた。
幸いパソコンも近くにある、感情もまだ消えてはいない。
「よし、書いてみるか。」
私は目の前のパソコンを開けた。