72 そもそも孤独なのだ
どんよりとした天気のせいだろうか
はたまた、この生活の終わりが見えてきたからだろうか
最近の私は少し憂鬱である。
こんなときは何も考えずさっさと寝るのが良策なのだろうが
嗚呼、ざんねん頭は忙しい。
今日は孤独を恐れ、自分には理解者いないことを嘆いた。
「なぜ誰も心の穴を埋めてはくれないのか、一人は辛い。」と
意味のない問答は続き、疲労により頭がシャットダウンした。
だがしばらくして再起動すると一つの答えが見えてきた。
そもそも人間はみんな孤独であり
都合の良い理解者などは最初から存在せず
穴埋めは自分でするものだと。
絶望的な答えにも見えたが何度か咀嚼していく内に
案外悪いことでもないように思えてきた。
孤独にはなりたくないと言ったが、そもそも孤独なら気に病むことはなく
理解してくれる他人がいないのなら自分が理解者になればよい。
一番近くに理解者ができたのなら他人からの承認は必需品ではない。
もっと自分を認めてやろうと思った。